スプツニ子!レクチャー「クリティカル・デザイン」

神戸のデザイン・クリエイティブセンター「KIITO」で行われたスプツニ子!さんのレクチャー「クリティカル・デザイン」に参加してきました。 神戸芸術工科大学大学院の客員教授をされているということで、今回はレクチャーと学生た […]

神戸のデザイン・クリエイティブセンター「KIITO」で行われたスプツニ子!さんのレクチャー「クリティカル・デザイン」に参加してきました。

神戸芸術工科大学大学院の客員教授をされているということで、今回はレクチャーと学生たちのプレゼンテーションの2部制だったのですが、どちらも新鮮で刺激的な内容でした。

クリティカル・デザインとは「?」マークを生むデザイン

FORC CREATIVEでは課題解決のデザインをテーマに掲げています。さまざまな企業・人たちが持つ、または内側に潜んでいる課題をコミュニケーションに発見し、デザインの力でソリューションを提案していくことが私たちの仕事です。

クリティカル・デザインは反対に、人々に「疑問」を提案します。疑問は未来への議論を起こします。

私たちは人それぞれたくさんの未来を想像します。不可能なもの、起こりそうなもの・・・宗教や国家立場によって、私たちが望む未来は無数にあるはずです。クリティカル・デザインはたくさんの未来を描き出して議論することで、望ましい未来をクリアにします。

そして人々の発想や価値観を変えることで、そこから生まれるものを変える。そして世界にコミットしていくという視点は素晴らしいと思いました。

クリティカル・デザインが起こす「?」についてはスプツニ子!さんの作品を見れば感じるかと思います。アイデアから作品までの鮮やかなジャンプと、着地が気持ちよいですね。明朗に話すスプツニ子!さんの印象もあって、スポーツを見ているようなさわやかさを感じました。

レクチャー中のスプツニ子!さん

クリティカルデザイン+ポピュリズム

スプツニ子!さんはYouTubeやTwitterなどネットワークを活かした、自分のムーブメントに人を巻き込むテクニックが上手です。これは「議論はたくさんの人で行わないと意味が無い」というクリティカル・デザインと繋がった視点で自覚的に行っているようでした。とはいえ、若い人たちにとってインターネットは空気のようなもの。ネットワークを活かして自分のアイデアを最大限発揮するのは、もはやスタンダードな考えですね。

人気もあって「?」を生むアイテムを次々提供する「ドラえもん」こそが最強のクリティカルデザイナーだ。という的を得た結論でレクチャーは終了しました。未来に目を向け、どんどんプロダクトを作りながら方向性をクリアにしていく。最近注目を集めているラピッドプロトタイピングにも通じる話だと思いました。

神戸芸術工科大学学生の作品

その後プレゼンテーションがあった、神戸芸術工科大学大学院生の展示「Body Futures」も素晴らしいものばかりでした。実現可能な技術をテーマにアイデアからのジャンプがあって、実物の作品に落とし込まれています。写真は医療用の「白い」代替血液に着目して、血液をファッションに利用するという作品。

「Body Futures」展は今月28日まで。

Yusuke Nagashima

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フォーク・クリエイティブは兵庫県西宮市を拠点に活動するデザイン事務所です。 企業やブランド、個人が抱く想いの向こうにひそむ課題へ向き合い、 柔軟な発想とコミュニケーションで、解決につながるプランをご提案します。

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