食と農の寺子屋「アル・ケッチァーノ 奥田政行さん」

西宮市のレストラン「ウーバレゴーデン」と神戸・元町のフードショップ「マルメロ」が主催する「食と農の寺子屋」に参加しました。 私たちが普段口にしている食べ物や農業について学び、暮らしを考えるきっかけを作る事を目的にしたこの […]

西宮市のレストラン「ウーバレゴーデン」と神戸・元町のフードショップ「マルメロ」が主催する「食と農の寺子屋」に参加しました。

私たちが普段口にしている食べ物や農業について学び、暮らしを考えるきっかけを作る事を目的にしたこのイベント。今回は山形県のイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」のシェフ奥田政行さんのお話でした。

好きを飛び越えて愛になれば、相手のことは何でも分かる

奥田さんは故郷である山形県、庄内・鶴岡を、そして日本を「食」で元気にしたいという思いで、絶滅しつつあった地元の在来作物に注目し、生産者、知識人など様々な立場の人と繋がりながら、コミュニティを活性化された方です。

今回は奥田さんが登場する、山形の在来作物を守る方々の取り組みを描いたドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」の関西上映開始に合わせて、監督の渡辺さんとの対談を通して、在来作物のことや、野菜が持っている力、人と人をつなぐ奥田さんの活動や料理に対する考え方を語ってくれました。

実はこれまでに幾つかの書籍などで、奥田さんの活動や価値観については拝見していたのですが、奥田さんの飛び抜けた発信力はどのように養われたのか?数々の素晴らしいプロデュースの裏にはどんなコツがあるのだろう?と疑問を投げかけてみました。

奥田政行シェフ

表裏なく質問にていねいに応えてくださる奥田シェフ。

それは地域を愛し、地域の良さを伝えるために、あらゆる事を学び尽くした結果「誰にでも、なんでも伝えることができるようになった」という確信だったそうです。「地域の事が好きで、飛び越えて愛になった。オタクみたいなものですね。」と笑いながら見せていただいたノートには庄内地方の歴史や、地質、気候などなど・・・が非常に細かくレポートされていました。そんなノートがたくさんあるそうです。

「知ること」×「相手の幸せ」であらゆる関係を繫げる

人と人・料理の組み合わせについて、奥田さんは膨大な知識から、それぞれを「つなぐもの (物語だったり、成分だったり)」を引き出してきて、地域や人それぞれの幸福論を見極めて、繫げているのです。「知ること」×「相手の幸せ」であらゆる関係を繫げることを可能にしているのです。

もちろん奥田さんはシェフとして、料理という形に落とし込んで伝えていくのですが、デザインを仕事にしている自分にも、そしてあらゆる仕事をしている人にとって共感できたり、見習うことが多いお話だったと思います。

素朴で本質的な語り口の奥田さん。「生産者は畑に根付いているので、僕が彼らの翼になり、星になる。」という言葉がとても印象的でした。お話のあとはウーバレゴーデンのスタッフとともに厨房に入り、兵庫県の野菜を使った料理を振る舞ってくれました。

豊岡市の山ウド

子孫を残すために、野菜が自分を変えて環境に合わせて変異することで、同じ種でも地域独特の味になるそうです。

映画は神戸では「神戸アートビレッジセンター」で5月18日(土)〜5月31日(金)まで。ぜひご覧になってください。

【関連リンク】
映画「よみがえりのレシピ」公式サイト:http://y-recipe.net/
アル・ケッチァーノ:http://www.alchecciano.com
ウーバレゴーデン:http://www.ugi.jp/
マルメロ:http://www.marmelo-lab.com

Yusuke Nagashima

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