【KIITO子育て支援ゼミvol.04】ソーシャルメディアを活用して、子育てしやすい地域コミュニティをつくろう

神戸デザインクリエイティブセンター「KIITO」で行われている、多方面から新しい子育て支援のかたちを考える「子育て支援パワーアッププロジェクト」。 第4回は佐々木さんは原宿のシェアハウス「THE SHARE」で総勢60名 […]

神戸デザインクリエイティブセンター「KIITO」で行われている、多方面から新しい子育て支援のかたちを考える「子育て支援パワーアッププロジェクト」。

第4回は佐々木さんは原宿のシェアハウス「THE SHARE」で総勢60名との共同生活を送りつつ、デジタルメディアを活用した情報表現や、プレゼンテーションのレクチャーをされている佐々木博さんが登壇されました。

新しい子育てコミュニティをつくる必要がある

シェアハウスとSNSで生まれるコミュニティは非常に似ている、と佐々木さんは話します。互いにフラットな関係で、利害関係を超えて協調し、繋がっていく。昔ながらの地域のつながりにはない、現代的なゆるさが特徴です。

リアルな場で生まれる強い交流は親たちにとって面倒で、ソーシャルメディアのコミュニケーションに移行した結果、一昔前まで良く聞いた「公園デビュー」は消滅しかけている、という例がありました。

子育ての大きな問題に「親の孤立化」がありますが、単純に昔のような地域で強く干渉しあって子どもを育てるコミュニティに戻れば良い、という訳ではないのかもしれません。

新しいコミュニティを考えるのに、ソーシャルメディアは非常に良い教材になる。と話は続きます。

ソーシャルメディアは「信頼」と「共感」の意味を問い直す学びの場

佐々木さんが語るソーシャルメディアで他人と関係を築き、多くに人に情報を届けるためのポイントは3つ。

  • 「オープン」-透明性を保つ
  • 「シェア」-積極的に与える
  • 「フラット」-権威的ではない態度

自己顕示をするのではなく自己開示をすることで、自然と人の心を動かし、行動を促すことができる。ということは詳しい方やよく利用されている方は実感されていると思います。「信頼」と「共感」の意味を問い直す学びの場として、ソーシャルメディアがあるという話は非常に共感できます。

コミュニケーション手段のスタンダードになったソーシャルメディア、モバイルコミュニケーションですが、デジタル依存度の高い若年層よりも私たち親世代の方が、適度な距離感で使いこなす鍵を持っているのではないか?という問いかけが興味深いものでした。

地域とコミュニティをソフトとハードの関係で考える

シェアハウスでは家(ハード)の設備、特に人が交流する場となるキッチンがコミュニティ(ソフト)を活性化、持続させるためには大切だそうで、これを地域と育児コミュニティに置き換えて、て考えると具体的なヒントが見つかりそうです。

今回のゼミ課題である新しい事業提案は、新しい施設を作ることだけではありません。予算に限りがあることからも既に子育て支援のハードとして存在するものを上手く機能させるというリノベーションの様な提案も現実的で必要だと思っています。

どんな施設や企画を作っても、最終的には集まる人々に使ってもらえなくては意味がありません。今回の講義は改めて現代のコミュニケーション観を考え直すことができる有意義な時間となりました。

佐々木さんの著作も大変読みやすく参考になるので、ぜひ読んでみてください。

【子育て支援ゼミレポート】

第1回:私たちは子育て支援のカスタマーではなくパートナー
第2回:まちづくりの作法。風・水・土
第3回:コンセプト+クリエイティブで企画は生きる
第4回:ソーシャルメディアを活用して、子育てしやすい地域コミュニティをつくろう
第5回:なにが問題なのか分かりづらいのが、子育て支援の最大の問題

Yusuke Nagashima

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フォーク・クリエイティブは兵庫県西宮市を拠点に活動するデザイン事務所です。 企業やブランド、個人が抱く想いの向こうにひそむ課題へ向き合い、 柔軟な発想とコミュニケーションで、解決につながるプランをご提案します。

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