【KIITO子育て支援ゼミvol.01】私たちは子育て支援のカスタマーではなくパートナー

多方面から新しい子育て支援のかたちを考える「子育て支援パワーアッププロジェクト」が神戸デザインクリエイティブセンター「KIITO」ではじまりました。今後このブログではゼミの内容と考えたことなどを記録していきます。 受講生 […]

多方面から新しい子育て支援のかたちを考える「子育て支援パワーアッププロジェクト」が神戸デザインクリエイティブセンター「KIITO」ではじまりました。今後このブログではゼミの内容と考えたことなどを記録していきます。

受講生は男女あわせて40人程度、学生・会社員・子育て支援事業者・市職員・主婦など様々な年齢、属性の方が集まりました。この中で4〜5班に分かれて10週間かけてディスカッションして、神戸市に事業案を提案するという流れ。

第1回目は課題提供がメイン。神戸市「こども家庭局総務課」課長・末若雅之さん、子育て支援NPO法人「ウィズネイチャー」代表・西森由美子さん、NPO法人「KOBE子育てネット」理事長・人羅亜矢子さんが登壇し、それぞれの立場から見る現状と問題意識を共有して頂きました。

漠然とした問題意識。まずはコミュニケーションが必要。

今回のポイントは2つです。

・行政・支援事業者・生活者(両親)間のコミュニケーションがとれていない。
・誰が子育てをするのか?が曖昧になっている。

まず今回の大きなテーマは「地域における子育て支援の充実」です。

母親の孤立化・待機児童・虐待など、核家族化やライフスタイルの変化があって、地域で一丸となって子育てをする環境が薄れている事は一般的な情報としても浸透しています。そういった現状に対して行政・支援事業者ともに子育て支援には既に手を尽くして、たくさんの施策を行っていることが分かりました。だけど活かされていないのはなぜ?行政・支援事業者の方は疑問を持っています。

伝わっていない?ミスマッチ?内容に魅力がない?…etc。原因が漠然としていて、改善策を絞り込めていない状態です。その内にニーズと施策のミスマッチが起こり、行政・支援事業者・生活者のステークホルダー間のギャップが広がっているという印象。

ひとつの施策について、良いこともあれば悪いこともあるかもしれません。フィードバックを受けて分析することは大切です。まずは、ステークホルダーが一丸となって目的を達成するためのサイクルを回す仕組みと、コミュニケーションが必要だと感じました。

私たちはカスタマーではなくパートナー。

人羅さんのお話では、行政が支援が充実した弊害として「地域の自主サークルの減少が起こった」結果、親たちが子育てにおいて社会とのつながりを失ってしまい自立できなくなった。「誰が子育ての主役なのか?」が曖昧になったとありました。

他人にやってもらうことに慣れると「カスタマー意識」が生まれます。カスタマー意識が生まれると、要望に添わないサービスに対しては「クレーム」をつけるようになります。

特に行政や事業者といった「より大きなもの」はクレームの対象になりやすい。ただ延々と要望と批判の繰り返しでは何も変わりません。私たちはカスタマーではなく、パートナーとして子ども達のために何ができるか?を考えていくスタンスを大切にしたい。

・・・と初回は現状把握のためのトークセッションでした。まだチームメンバーも確定しておらず、全10回でどのような提案を市に投げられるのかまだ未知数ですが、今後の展開にご期待ください。

【子育て支援ゼミレポート】

第1回:私たちは子育て支援のカスタマーではなくパートナー
第2回:まちづくりの作法。風・水・土
第3回:コンセプト+クリエイティブで企画は生きる
第4回:ソーシャルメディアを活用して、子育てしやすい地域コミュニティをつくろう

Yusuke Nagashima

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フォーク・クリエイティブは兵庫県西宮市を拠点に活動するデザイン事務所です。 企業やブランド、個人が抱く想いの向こうにひそむ課題へ向き合い、 柔軟な発想とコミュニケーションで、解決につながるプランをご提案します。

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